この度、第123回日本消化器病学会四国支部例会を2025年 6月21-22日 (土-日)に、高知市で開催させて頂くこととなりました。今回も第134回日本消化器内視鏡学会四国支部例会(会長:谷内恵介先生 高知大学医学部消化器内科学講座)と合同で開催させていただきます。伝統ある支部例会の会長を仰せつかり、大変光栄であるとともに、その重積に身の引き締まる思いです。また、前回2008年の高知大学医学部附属病院病院長花﨑先生の開催以来、17年ぶりに高知大学医学部外科学講座の協力を得て開催することにあたり、教室員一同大変名誉なことと存じております。このような栄誉を賜りましたことを、心から感謝申し上げますとともに、支部例会の盛況に向けて鋭意尽力して参りたい所存です。
今回のテーマは、「チームで織り成す消化器診療」とさせていただきました。COVID-19によるパンデミックを経て5類感染症へ移行された現在も、感染対策として各種制約と対応を迫られる一方で、人工知能の発達と普及とともにこれまでになかった新しい社会生活の変容を受け入れる意識が高まってきているものと思われます。また併せて働き方改革の推進とともに「働き方の新しいスタイル」が求められている時代の流れの中で、常に最新の医療を提供するためには、いっそう多職種によるチーム医療の推進が求められています。
様々な消化器疾患に対して分子生物学的病態に基づいた薬剤のデリバリーシステムの臨床応用や、幅広く使用されている免疫チェックポイント阻害薬の拡がりにより、これまでは根治困難であった疾患の寛解への期待が益々高まってきています。またロボット支援下手術の急速な普及は、より精緻な手技を低侵襲に実現できるようになってきており、薬物治療と合わせた集学的治療によりさらなる治療成績向上に寄与しています。このような話題について内科、外科の先生方、看護師、薬剤師、栄養士を含めた医療スタッフの方々と議論を深められるプラットフォームとなりましたら幸いです。
最後になりましたが、本支部例会の運営に際しまして快くご協力をいただきました高知大学医学部外科学講座の先生方、ならびにご支援を賜りました皆様方に厚く御礼申し上げます。ご参加の方々の熱い討論とともに会員の先生方の懇親を深められ、実りのある会にしたいと考えておりますので、会員の皆様のご支援およびご参加を心よりお願い申し上げます。
この度、第134回日本消化器内視鏡学会四国支部例会の会長を拝命いたしました高知大学医学部消化器内科学講座の谷内恵介です。本例会は、第123回日本消化器病学会四国支部例会と合同で開催させていただきます。歴史と伝統のある本例会の会長を務めさせていただくことになり、大変光栄に存じますとともに、その責任の重さに身の引き締まる思いでございます。先達の先生方が築き上げてこられた輝かしい歴史と伝統を継承し、更なる発展に尽力してまいる所存です。
近年、消化器内視鏡学は目覚ましい進歩を遂げております。内視鏡機器の開発、画像処理技術の向上、そして治療技術の革新により、診断および治療の精度は飛躍的に向上し、患者さんのQOL向上に大きく貢献しています。特に、ESDや内視鏡外科手術は、早期消化器癌に対する低侵襲治療として広く普及し、内視鏡外科手術は従来の外科手術に匹敵する治療成績を上げております。また、人工知能(AI)を用いた画像診断支援システムの開発も進んでおり、今後ますます診断精度の向上が期待されます。
しかしながら、消化器内視鏡学には、まだ多くの課題が残されています。例えば、ESDの技術習得には長期間のトレーニングが必要であり、均てん化が課題となっています。また、AI診断支援システムの精度向上や倫理的な問題など、解決すべき課題は山積しています。本学会は、これらの課題解決に向けて、以下のような取り組みを進めてまいります。
「チームで織り成す消化器診療」を全体テーマとし、この分野で活発にご活躍されている先生方にご発表いただき、貴重な症例や先進的な治療内容の発表に対して活発な質疑応答とその後の共同研究などの連携に繋がる機会になることを願っています。
また、内視鏡診断・治療技術の更なる進歩を目指し、基礎研究から臨床研究まで幅広く研究活動についてもご発表頂く予定です。若い臨床医と若手研究者の交流の機会となり、将来の消化器内視鏡学を基礎医学の面から発展できる知見が得られるのではないかと思っています。
本学会は、会員の皆様の積極的な参加とご協力によって支えられています。つきましては、多数の皆様にご参加いただき、活発なご討論を賜りますようお願い申し上げます。皆様と貴重な時間を共有し、実りある学会となるよう、鋭意努力してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
令和7年6月