第18回日本CAOS学会
会長挨拶
第18回日本CAOS学会
会長 坂井 孝司

山口大学大学院医学系研究科整形外科学 教授
 まずこの度の令和6年能登半島地震により、お亡くなりになられました方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災されました皆様にお見舞い申し上げます。
 このたび、第18回日本CAOS学会を2024年(令和6年)3月7日(木) 8日(金)の2日間にわたり、山口県宇部市のANAクラウンプラザホテル宇部で開催させていただくことを大変光栄に存じます。整形外科分野へのコンピューター支援技術の普及を目的に2007年から発足した日本CAOS研究会ですが、名称が第18回から学会へ変更となり、変更後初の学会を担当させていただくにあたり、あらためまして身の引き締まる思いです。
 整形外科においてCAOSという言葉が浸透し、コンピューター支援技術が整形外科の各分野で必須のツールとして一般化して参りました。ナビゲーションやロボット手術の進歩に加え、AIの進歩もCAOSの重要なテーマとなっています。特に昨今の生成AI、ChatGPTの普及は万人の予想を超え、今後の社会の在り方全般を変えてしまうのではないかという勢いで進化を続けています。
 今回の学会のテーマは「CAOSの現状と展望」とさせていただきました。「現状」とは「何がどこまでできているか?」について、臨床的意義の検証と課題の確認を、「展望」とは「何をどのレベルまでできるようにするか?」を中心に、克服すべき課題を踏まえた未来への期待や、新規技術の医療分野への応用などに関する議論ができればと考えております。
 特別講演として、日本CAOS学会代表世話人・日本股関節学会理事長 菅野伸彦先生に日本におけるCAOSの現状と展望に関するご講演をいただきます。また教育講演として、新規技術の医療分野への応用の可能性として、東京大学工学系研究科物理工学専攻准教授 武田俊太郎先生に現在トピックとなっている量子コンピューターに関するご講演を、さらに山口大学大学院医学系研究科システムバイオインフォマティクス講座教授 浅井義之先生に医療におけるAIの現状と課題に関するご講演をいただきます。シンポジウムは人工膝関節手術、上肢、外傷、AI、脊椎脊髄、股関節疾患に関する6つのテーマを設けました
 多くの皆様に宇部の地へお越しいただき、より実りある学会とさせていただければと思います。何卒よろしくお願い申し上げます。
主催事務局 山口大学大学院医学系研究科整形外科学
〒755-8505 山口県宇部市南小串1-1-1
TEL:0836-22-2268 FAX:0836-22-2267
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