第11回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会中国・四国支部学術集会
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ご挨拶
第11回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会中国・四国支部学術集会
会長  小賀 徹

川崎医科大学 呼吸器内科学 主任教授

 このたび第11回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会中国・四国支部学術集会を、2026年5月23日土曜日に倉敷市芸文館において開催させていただくことになりました。コロナ禍では、web開催や延期などで学術集会も思うように開催できない時期もありましたが、昨年より久しぶりに通常開催となり、今回も継承して、一層盛り上げていきたいと意気込んでいます。どうぞ宜しくお願いいたします。

 本学術集会のテーマは、「知の結集と未来の創造」としました。学術集会ですので、基本姿勢としては、エビデンスをまとめてレビューする場、そしてそれを医療に生かす機会であるべき、と考えています。ただ、このテーマには私なりにもっと深い期待を込めています。

 呼吸ケアや呼吸管理の領域は、現場での実践力が重要です。私が昔、日本呼吸ケア・リハビリテーション学会に入会して、学術集会に初めて参加したときに驚いたことは、医師だけでなく、看護師、理学療法士、臨床工学技士、薬剤師、栄養士などコメディカルも多く参加し、多職種により成り立っていることです。そして各々が、必ずしもエビデンスに固執しすぎることなく、自分なりに築いてきた知恵、工夫を発表して、議論していたことです。これは、それまで、いかにサイエンスとして理に即しているかに囚われていた自分には、目から鱗でした。

 職種が違えば見える医療像も異なります。各人がこれまで培った実践力を学会の場で披露し、その知を結集し、現場に還元することにより、従来のエビデンス・ベースド・メディスンに基づいた医療を超えて、新しい呼吸ケアの未来が創造できると期待しています。本学術集会が、その貴重な一歩の足跡を残す場にしたいと思っています。

 ぜひ皆さん、倉敷にいらして、会場へ足を踏み入れて下さい。そして、講演を聴講し、研究を発表し、活発に議論をし、多くの人と交流をして下さい。現地開催ならではの学会の雰囲気を堪能いただいて、明日からの診療に前向きに取り組める自分を発見できることを切に願っております。