第29回日本神経精神医学会学術集会を令和6年12月6日（金）から７日（土）まで、大阪府堺市のフェニーチェ堺「堺市民芸術文化ホール」で開催いたします。医療機関では新型コロナウイルス感染症対策はいまだ継続されていますが、最近の社会情勢を鑑み、前回の大会に引き続き、今回も現地での開催とさせていただきました。

本学会は、脳・神経疾患における精神症状ないし神経行動障害に関しての研究を推進することを目的としています。この学会の趣旨に基づき、本学術集会のテーマを「行動とこころを科学する」といたしました。シンポジウムや演題発表を通して、行動障害や精神症候の発現機序について議論しながら、ヒトの行動やこころの神経基盤に迫ることができればと考えています。本会の最大の特徴は、精神科医と脳神経内科医が一同に会し、診療科の垣根を越えて、一つ一つの症例や症候を、時間をかけて丁寧に議論するところです。参加者の皆さまには、ぜひ議論に加わり、本会の醍醐味を味わっていただきたいと思います。

今回の会場は堺市の中心部にあり、難波から15分と交通の便の良いところです。また10分ほど歩けば大仙古墳（仁徳天皇陵古墳）にも行けますので、この機会に、歴史と伝統の街・堺を楽しんでいただければと思います。

皆さまのご参加と演題登録をお待ちしています。