第10回中四国糖尿病療養指導スキルアップセミナー
世話人 下田 将司
川崎医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科学 |
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この度、第10回中四国糖尿病療養指導スキルアップセミナーの世話人を務めさせていただきます。どうぞ宜しくお願い致します。
糖尿病治療の目標は、血管合併症の発症進展を阻止すること、さらには高齢化などで増加するサルコペニア、フレイル、認知症、悪性腫瘍などの併存症を予防・管理することで、糖尿病のない人と変わらない寿命とQOLを維持することです。患者さんは診断されて以降、突如として健康長寿を実現するための岐路に立たされるわけですが、糖尿病を含む生活習慣病は、日常生活に困るような症状を自覚しづらい故に、最も重要な行動変容の開始そして維持に結び付きにくいのが現状です。患者さんの人生は患者さん自身に決定権があり、進まれる道は患者さんの意思を尊重すべきで、私自身の考え方としては、医療者の役割は患者さんが進む道を選択するうえで必要な情報を提供すること、良き相談役でいることと考えております。
また、患者さんは糖尿病と診断されて以降様々な偏見にさらされ、社会活動において不利益を被ったり、適切な治療機会を失ったりされている実情があり、糖尿病であることを包み隠さずにいられる社会を作っていくことの必要性が改めて認識されています。
本会の開催が参加者そして糖尿病患者さんのより良い未来に繋がれば幸いです。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。