第37回日本肘関節学会学術集会 第37回日本肘関節学会学術集会
会長挨拶
第37回日本肘関節学会学術集会
会長 今谷 潤也
岡山済生会総合病院 整形外科
 

 この度、2025年3月14日(金)・15日(土)の2日間、岡山コンベンションセンターにおいて第37回日本肘関節学会学術集会を開催させていただきます。
 岡山大学整形外科同門による本学術集会開催は、第28回(2016年)の橋詰博行先生以来、2回目となります。開催にあたり学会員の皆様をはじめ関係諸氏に深く感謝致しますとともに、日本の肘関節外科における責任の重さと使命を痛感しております。本学術集会が肘関節外科のさらなる発展につながるよう、心を込めて準備して参る所存です。
 今回、学術集会のテーマを『肘関節外科の最適解』とさせていただきました。肘関節外科の治療対象は外傷のみならず変性疾患やスポーツ障害、関節拘縮、先天異常など多岐にわたります。さらにその治療方法も保存治療、関節鏡視下手術、観血的手術など幅広く、正確な診断と質の高い治療の実行、そして最適なリハビリテーションを施行することは決して容易なことではありません。そこで本会では、肘関節外科における診断、治療、リハビリテーションといった各プロセスの最適解を明らかにすべく徹底的に討論する場となればと考えています。
 本学術集会では1)肘関節不安定症、2)人工肘関節置換術、3)投球肘、4)上腕骨外側上顆炎、5)小児上腕骨顆上骨折などを主要なテーマとする予定ですが、それ以外にも症例報告をはじめ幅広く一般およびポスター演題を募集いたしますのでふるってご応募ください。またアジアのみならず欧米からも多くの先生を招聘するほか、韓国の関連学会からのtravelling fellowの参加も予定しております。ポストコロナ時代の到来と考え、こういった国際交流も再び活発化したいと考えております。
 3月中旬は、暖かい春への期待に胸をふくらませるように後楽園の梅が咲き誇る時期です。本学術集会が、臨床・研究の両面において肘関節外科のさらなる高みを目指す啓蒙の場になること、そしてご参加頂く皆様にとって実り多い学会となることを願い、当院整形外科をはじめ、岡山大学整形外科学教室・同門会の力を結集して皆様をお迎えする準備を進めております。また学術面のみならず、岡山の料理、地酒そして風土を存分に楽しんでいただければと思っております。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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