令和2年（2020年）8月22日（土）から23日（日）の2日間、高知市にて第38回日本ヒト細胞学会学 術集会を開催させていただきます。輝かしい歴史と伝統を誇る本学術集会を主催できることは、私ども の教室・同門・大学にとりまして身に余る光栄であります。これも偏に四ノ宮理事長はじめ理事・評議員・会員の皆様のおかげです。本当にありがとうございます。心から御礼申し上げます。
　本会のテーマは「ヒト細胞学研究の多様性と革新性：日本から世界へ発信するヒト細胞学」と致しま した。招聘講演（東工大の小倉先生）・特別講演（四ノ宮理事長）・教育講演（嶋田副理事長）をはじめランチョンセミナー2つを含む39演題のご発表を介してヒト細胞学の多様性と革新性に触れていただき、明日からの研究および診療にお役立ていただけたら大変嬉しく思います。特筆すべき企画として8月22日の夕方に高知市出身の四ノ宮理事長・片岡理事も交えて「高知が生んだ研究者が語る細胞について知ろう：人は細胞から出来ている」の市民公開講座（入場無料200名限定先着順）を行います。
　ご存じのようにパンデミック化した新型コロナウィルス感染症により、多くの集合型学会が中止・延 期に追い込まれる中での開催となります。学会HP や本プログラム集にも掲載していますが、新型コロ ナウィルス感染症対策も兼ねて以下の5点を厳守してください。

　新型コロナウィルスは高温多湿と紫外線に弱いという特徴が報告されています。開催時期の高知市は全国有数の紫外線の強さと高温多湿の気象条件を備えています。また会場内は常時換気を行いますので、ノーネクタイかつクールビズかつマイボトル持参でのご参加を是非とも励行してください。安全かつ円滑な大会運営を心がけて参ります。参加者の皆様から格別なご支援・ご協力を賜ります様、何卒宜しくお願い申し上げます。
　四国では初めての記念すべき学術集会開催になります。高知は「海・山・川」の自然に恵まれ、食材 の宝庫として有名です。観光客を対象とした全国のアンケート調査において「食べ物の美味しい都道府県」の中で毎年ベスト3以内にランキングされています。お遍路文化で培われた「おもてなし」の心を基本とし、「高知に行って本当に良かった。楽しかった」と言っていただける学会運営を行うつもりです。主会場となる高知県民文化ホールは2020年にリニューアルしたばかりの3密を回避できる大きな会場です。教室員・同門だけでなく、市民公開講座も含めてオール高知で実りある学会となる様に誠心誠意準備いたします。
　繰り返しになりますが、会期中は新型コロナウィルス感染症対策および熱中症対策を積極的に推進い たします。一人でも多くの皆様のご参加をお待ちし、歓迎申し上げます。