第24回日本クリニカルパス学会学術集会
会長挨拶
第24回日本クリニカルパス学会学術集会

会長  羽藤 慎二

国立病院機構四国がんセンター 
院長補佐、患者・家族総合支援センター部長、病院情報管理部長
 このたび、第24回日本クリニカルパス学会学術集会会長を拝命し、2024年10月4日(金)、5日(土)に愛媛県松山市において学術集会を開催させていただくこととなりました。本学術集会を四国がんセンターが主催いたしますのは、河村進先生が大会長をつとめた第11回学術集会(2010年)につづき2回目となります。歴史と伝統ある本学会学術集会を担当させていただくことは大変光栄であるとともに、その重責に身の引き締まる思いです。このような貴重な機会をお与えいただいた日本クリニカルパス学会会員の皆様に心より感謝申し上げます。
 さて、2024年は、日本クリニカルパス学会設立25周年にあたる記念すべき年にあたります。今回の学術集会のテーマ『温故知新 クリニカルパスのこれまで、現在、これから』は、学会設立25年を迎える年に開催される学術集会として、「これまでのクリニカルパスの歩みを振り返り、今直面している現状を見つめ直し、そして次世代のクリニカルパスのあり方を共に考えたい」という想いから決定いたしました。先達の皆様のご尽力により、現在クリニカルパスは広く普及し、医療の標準化・チーム医療の促進・患者中心の医療の提供などに大きく寄与してきました。そして現在、さらなる発展が期待されています。そのためには、クリニカルパスが「医療の質を改善する手法」と定義されている通り、パスの評価と記録である医療情報の活用の更なる推進、そして、パスを用いた質改善を担うことができる人材の育成が重要です。そこで、第24回学術集会では、従来のセッションに加えて、特に『医療情報の活用』と『教育・人材育成』に重点をおいたプログラムを予定いたしました。講演、シンポジウム、パネルディスカッション、セミナーなどで、おおいに議論して共に学びあいたいと思います。その他にも、BOMが整備されてパスの発展が期待される精神科のセッションと、専門性を活かした活躍が今後間違いない事務職のセッションも企画いたしました。さらには、パス学会設立25周年特別企画として『日本クリニカルパス学会委員長会議』と題して、パス学会の各種委員会の活動をについて、学会テーマ『これまで、現在、これから』という視点で各委員長からご発表いただく機会を設けました。今後パスが進むべき道を皆で共有したいと考えています。
 伊予松山には、道後温泉をはじめとして、市のシンボルである松山城など魅力的な観光スポットがたくさんあります。また、夏目漱石の『坊っちゃん』や司馬遼太郎の『坂の上の雲』など小説の舞台にもなり、俳句の正岡子規でも有名な文学の街でもあります。保存修理工事中だった「道後温泉本館」も 2024年夏に全館営業再開となりますが、学会会場から徒歩圏内です。鯛めし、じゃこ天といった魚介類を中心においしい食事も楽しめます。昼は学術集会で大いに学び、夜は温泉と瀬戸内の美味で日ごろの疲れを癒して多くのパス仲間と共に楽しんでいただきたいと思います。
 2024年の第24回日本クリニカルパス学会学術集会が心に残る学会となりますよう誠心誠意準備をしてまいります。
 会員の皆様の一人でも多くのご参加を、心よりお待ち申し上げております。
事務局 国立病院機構 四国がんセンター
    〒791-0280 愛媛県松山市南梅本町甲160
運営事務局 株式会社キョードープラス
      〒700-0976 岡山県岡山市北区辰巳20-110
      TEL:086-250-7681 FAX:086-250-7682
      E-mail:jscp2024@kwcs.jp
Copyright © 第24回日本クリニカルパス学会学術集会 All Rights Reserved.