下記テーマを募集いたします。
第28回日本高齢消化器病学会総会
シンポジウム 「高齢者における消化管腫瘍内視鏡的切除ガイドラインの検証」
「高齢者における消化管腫瘍内視鏡的切除ガイドライン」を2025年11月刊行した。
術前評価、食道、胃、十二指腸、大腸あわせてFRQ3項目、CQ15項目が示されたが、いずれもエビデンスは低く弱い推奨となっている。
多様な背景をもつ高齢患者では治療選択に悩むことも多く、ガイドラインが臨床にどこまで役立つかを検証する必要があると考えている。
本セッションでは実臨床への適合性、浸透状況、課題、今後のエビデンス構築について議論したい。
シンポジウム 「高齢者消化器良性疾患の日常診療における課題」
高齢化の進行に伴い、消化器良性疾患の診療では加齢による消化・代謝機能低下のほかに、併存疾患、フレイル、ポリファーマシー、意思決定支援など多面的な課題が顕在化している。本シンポジウムでは、日常診療で直面する判断の難しさを共有し、検査・治療適応、侵襲性、QOLを踏まえた最適な診療戦略についての演題を募集する。
シンポジウム 「高齢者の胆膵良性疾患の診療」
膵臓および胆道の良性疾患には、胆石症、胆嚢炎・胆管炎、胆嚢ポリープ、急性/慢性膵炎、自己免疫性膵炎、膵嚢胞などがあるが、高齢者においては自覚症状に乏しいことから発見が遅れたり、急速に病状が進行したり、基礎疾患や体力の低下によって診断・治療が制約を受ける場合がある。高齢者特有の医学的・社会的状況を考慮した診療方針を今後検討していく上で役立つような研究結果の発表や診療方針の提案を期待します。
シンポジウム 「高齢者の肝炎・肝硬変の診療」
高齢者は栄養代謝機能や免疫機能などが低下しているため、その肝炎・肝硬変の診療においては複合的に病態を捉える必要がある。特に加齢による低栄養・サルコペニア対策、不顕性肝性脳症と認知症の鑑別、肝硬変合併症治療や抗ウイルス療法の薬剤選択・調節など、解決すべき課題は多い。本シンポジウムでは「高齢者肝硬変診療ガイドライン(2022年発刊)」を踏まえ、本領域の最新の診断・治療に関する発表・討論を行いたい。
第28回日本高齢消化器病学会総会/第22回消化器病における性差医学医療研究会
合同シンポジウム 「年齢および性差からみた消化器腫瘍性疾患」
消化器腫瘍はその発生に年齢や性差が影響を及ぼす。またリスク因子、発症頻度、進展様式、診断過程、治療反応は多様であり、その診断・治療戦略はもとより、治療目標の設定をどこにするのかを考える上でも患者個人の背景、とりわけ年齢や性差は重要である。本合同シンポジウムでは、消化器腫瘍を年齢・性差の観点から整理し、スクリーニング・診断・治療選択と効果・合併症対策など、多岐にわたる課題について発表をお願いしたい。
一般演題
第22回消化器病における性差医学・医療研究会
シンポジウム1 「性差からみた非腫瘍性肝胆膵疾患の診療」
自己免疫性肝炎や原発性胆汁性胆管炎、原発性硬化性胆管炎、IgG4関連肝胆膵疾患、慢性膵炎などは、性差が診断や治療の工夫に影響する領域です。また胆石症やアルコール性肝炎、MASLDの重症化についても性差が関与しています。これら非腫瘍性肝胆膵疾患を性差の観点から見つめ直し、最新の知見と臨床経験を共有し、より質の高い個別化医療につなげる議論となることを期待しています。多数の演題のご応募をお待ちしております。
シンポジウム2 「性差からみた非腫瘍消化管疾患の診療」
多くの疾患において、発症頻度、臨床症状、病態形成、治療反応性などに男女差が存在することが報告されており、近年、性差医学の観点からの検討が注目されている。機能性消化管疾患、炎症性疾患、薬剤関連消化管障害を含む非腫瘍性消化管疾患においても、性ホルモンや免疫学的背景、生活習慣などが複雑に関与し、臨床像や治療戦略に影響を及ぼすことが示唆されている。本セッションでは、非腫瘍消化管疾患を性差の視点から再考し、病態理解の深化と診療の最適化につながる知見を共有したい。幅広い分野からの演題を期待する。
特別企画 「若手セッション」
※初期・後期研修医を対象とさせていただきます。
【優秀演題賞】
第22回消化器病における性差医学・医療研究会では、シンポジウム演題・特別企画演題にエントリーされた中から、最優秀演題賞、優秀演題賞を選出します。
【選考方法】
◆一次選考:講演要旨審査
◆最終審査:発表審査
優秀演題賞は閉会式にて表彰を行う予定です。