第27回日本神経消化器病学会
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川崎医科大学
検査診断学(内視鏡・超音波)
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第27回日本神経消化器病学会 運営事務局
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ご挨拶
第27回日本神経消化器病学会
会長 眞部 紀明
川崎医科大学 検査診断学(内視鏡・超音波)教授

第27回日本神経消化器病学会は、2025年9月18日(木)19日(金)の2日間の日程で、岡山コンベンションセンター(岡山県岡山市北区駅元町14−1)で開催いたします。本学会の会長を拝命しております川崎医科大学 検査診断学(内視鏡・超音波)の眞部紀明でございます。伝統ある本学会を開催できることは望外の喜びであるとともに、身の引き締まる思いがしております。

近年の神経消化器病学の進歩は目覚しく、Gut-kidney-heart axisなど他臓器との横断的関連から見た概念、食物アレルギーなど各種免疫機能から見た消化管機能、腸内フローラにとどまらずより広くマイクロバイオームからみた消化器疾患、脳から腸へあるいは腸から脳への信号伝達である腸脳相関(Gut-Brain Interaction)と深く関与するDisorders of Gut-Brain Interaction という概念など、様々な新規視点から見た研究や治療戦略の開発が行われております。

研究目標や臨床課題はその性質上、簡単な内容にはなり得ず、それを達成あるいは解決するのは容易ではないと思われます。一方で、上記の様な様々な新規視点からの研究が活発に行われている現在だからこそ、全体をしっかりと把握しながら本質を見極め対処していくことの重要性が改めて問われる時代にあるとも言えます。
そこで、今回の学術集会のテーマは「着眼大局(ちゃくがんたいきょく)」と致しました。細かいことだけにとらわれず、全体をしっかりと把握して本質を見極めて対処することの重要性を改めて強調した言葉です。これは非常に実践的な教えで、研究を遂行していく際においても役に立つ考え方と思っております。本学会では、神経消化器病学を大いに語るべくプログラムは幅広い領域に焦点を当てております。活発で有意義な討論ができればと思っております。

また本学会では、アメリカ合衆国のメイヨー・クリニックからMichael Camilleri教授にお越し頂き、神経消化器病学の最先端のお話と今後の展望についてのご講演をして頂く予定になっております。有意義なお話を拝聴できる貴重な機会と思われますので、奮ってご参加下さい。

秋の岡山は、食べ物が美味しく多くの観光客で賑わいます。学会での活発な議論や情報交換とともに、秋の岡山を楽しんでいただければ幸いです。スタッフ一同、鋭意準備を進めており、多くの会員の皆様とお会いできますことを楽しみにしております。

皆様からの演題応募をお待ちしています。何卒よろしくお願い申し上げます。
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