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第35回日本リウマチ学会中国・四国支部学術集会
会長挨拶
第35回日本リウマチ学会中国・四国支部学術集会

会長  平田 信太郎

広島大学病院 リウマチ・膠原病科 教授

このたび、第35回日本リウマチ学会中国・四国支部学術集会を、2024年11月2日(土)〜3日(日)の2日間、広島市の広島国際会議場において開催させて頂くことになりました。
 本学術集会の広島県での開催は、2016年以来8年ぶりとなります。今年は当教室が開設されて15周年を迎え、また本学(新制広島大学)設立から75周年、その源流となった白島学校設立から150周年にあたり、全学的に「広島大学創立75+75周年記念事業」を展開しています。このような節目となる年に、伝統ある本学術集会を広島県で開催させて頂き光栄に存じますとともに、参加される皆様にとって学び多き学術集会となるよう努めます。

 第35回のテーマは”Think globally, Act Locally”としました。この言葉は主にSDGs関連で使われますが、医療・医学にも当てはまると思います。かつて東大の沖中重雄教授が最終講義で「書かれた医学は過去の医学であり,目前に悩む患者の中に明日の医学の教科書の中身がある」と語られました。日々の診療の中に新しい発見が潜むことは、経験豊富な臨床家ならばきっと共感頂けるものと思います。世代や領域を超えて新たな発見を共有する場としてこの学術集会を活用して頂ければと思います。

 この度の学術集会では、新たな試みとして、新進気鋭の若手によるディベート・セッションと、関節エコーおよび爪郭部毛細血管顕微鏡(Nailfold Video Capillaroscopy)のハンズオンセミナーを企画しています。ディベート・セッションでは、現在の臨床現場でしばしば判断に迷うunmet needsについてPros & Consに分かれて最新エビデンスをご紹介頂き、会場参加者とともにディスカッションを深めます。ハンズオンセミナーでは、中国・四国支部を代表する各モダリティの専門家から直接指導を受けられる機会をご用意致します。

 2023年G7広島サミットの会場にもなった広島国際会議場で、本学術集会が「チーム中国・四国」として「グローカル」(=グローバル+ローカル;地域性も考慮したグローバルな視野)な盛会となりますよう、多くのご参加と演題登録をお願い申し上げます。

 この度の学術集会は気候穏やかな11月初旬の三連休での開催です。厳島神社をはじめ、広島城や新サッカースタジアムなど学会場周辺も見どころ満載です。酒どころ広島の美酒をお供に、中四国のリウマチ医・研究者の親睦を深め、新たな知の刺激を得て彩りに満ちた明日へと漕ぎ出す機会にして頂ければ幸いに存じます。

 それでは、紅葉の色づき始める秋の広島でお会いしましょう!