第99回中国四国外科学会総会 会長　堀井　泰浩 香川大学医学部　心臓血管外科学

　第99回中国四国外科学会総会を担当する、香川大学医学部心臓血管外科の堀井泰浩です。第29回中国四国内視鏡外科研究会の矢島俊樹教授とともに、2024年9月5日6日に高松で開催します。
　心臓血管外科医として、中国四国外科学会の積極的な会員ではありませんでしたが、中国四国地区では最古参になり、事務局の豊岡伸一教授からご指名頂いた次第です。徳島で開催されました前回の総会は、会長島田光生教授の熱い思いのこもった素晴らしい総会でしたが、それに負けない内容のある総会になるように、矢島俊樹教授の呼吸器乳腺内分泌外科教室、岡野圭一教授の消化器外科教室とともに、香川大学外科教室一同で、総会を企画立案し準備を進める所存です。
　外科と一言で申しましても、多岐にわたり、全てを総花的に網羅することは到底できませんし、また外科学会総会の縮小版をする意味はあまりなさそうで、各分野でのトピックを中心にして、また中国四国地区での特長を活かしたプログラムを作成したいと考えています。私の専門である心臓血管外科は、中国四国外科学会にあまり参加して来ませんでしたが、前回は秦広樹教授が低侵襲手術のシンポジウムを企画され、私自身もとても勉強になりましたので、その趣旨を引き継ぎ、われわれ心臓血管外科医も今後関与できる内容を検討しています。
　ポスターには瀬戸内に面する高松を一望する夕景を採用しました。写真のような屋島頂上からの眺めには敵わないものの、交通至便な高松駅前で、瀬戸内海を一望するサンポートでの開催を予定して、皆さまの参加をお待ちしております。

第29回中国四国内視鏡外科研究会 当番世話人　矢島　俊樹 香川大学医学部　呼吸器・乳腺内分泌外科学

　このたび、第29回中国四国内視鏡外科研究会を第99回中国四国外科学会総会の開催に合わせて担当させて頂くこととなりました。伝統あるこの研究会で当番世話人を務めさせて頂くことは大変光栄であるとともに大変身の引き締まる思いであります。
　当研究会の香川での開催は、第６回を香川大学第一外科の前田肇先生、第15回を当講座前任の横見瀬裕保先生、第21回を香川大学消化器外科の岡野圭一先生が務められ、今回は8年ぶりとなります。会期は2024年9月4日（木曜日）、5日（金曜日）の2日間で、会場はサンポートホール高松で予定しております。第99回中国四国外科学会総会会長の香川大学心臓血管外科の堀井泰浩教授と共に、誠意準備を進めさせて頂いております。
本研究会は、中国四国外科学会総会と同時開催することにより、幅広い領域の外科医が一堂に会し、外科診療におけるその手技とその課題を深く掘り下げて議論できる貴重な機会であり、領域を越えて互いの技術を学ぶことは各領域の更なる発展につながると考えます。
　内視鏡外科はこれまで目まぐるしい発展を遂げ、各領域で創意・工夫が重ねられ、現在では安全・確実な内視鏡手術が確立されつつあります。一方でロボット支援手術をはじめとした新規技術が導入され、今後も内視鏡技術のさらなる進化が要求されます。安全性を担保するためにはその技術の定型化が必要となりますが、新規技術に対応する柔軟な姿勢を常に持つことが今後の内視鏡外科技術の進歩において重要です。
　本研究会では大きなテーマにとらわれず、各領域で行っている最先端の内視鏡手術やロボット支援手術についてご紹介頂き、内視鏡外科学について今一度深い議論ができればと考えております。 また、若手外科医の手術手技の向上のきっかけとなればと、ビデオクリニックやハンズオンセミナー、若手中心の企画について検討中です。
　香川の地に皆様にお越し頂き、活発なご討議を頂き、さらに香川を堪能頂けるようささやかながら御持て成しをさせて頂きたいと考えております。皆様どうぞご参加の程宜しくお願い致します。