
第99回日本胃癌学会総会を、鳥取県米子市の米子コンベンションセンター/米子市文化ホールにて開催させていただきます、鳥取大学医学部 消化器・小児外科学の藤原義之でございます。歴史と伝統を誇る本会を担当させていただく機会を賜り、心より光栄に存じます。
米子市での開催は、2004年に私の二代前の教授である故・貝原信明先生が主宰されて以来、実に23年ぶりとなります。前回は3月初旬の開催で大雪に見舞われ、ご苦労された記憶をお持ちの先生方も多いかと存じます。今回は3月25日〜27日と時期を遅らせ、山陰にも春の兆しが感じられる穏やかな季節の開催となります。
米子は、中国山地と日本海の自然に抱かれた風光明媚な街です。新鮮な海の幸・山の幸、温かい人々の気質、そして会場から車で20分ほどの位置にある歴史ある皆生温泉など、訪れる方をやさしく迎えてくれる魅力に満ちています。全国からご参集いただく皆さまに、ぜひこの地の魅力を存分に味わっていただきたいと願っております。
今回のテーマ「One for All, All for Gastric Cancer」には、
“胃癌に携わるすべてのスペシャリストが、それぞれの知識・技術・情熱を持ち寄り、力を合わせて胃癌克服に向かう” という強い願いを込めております。
胃癌診療は近年飛躍的に進歩し、治療は高度化・専門化が進んでいます。一方で、疫学的には胃癌罹患率の減少が続き、若手教育の機会や地域医療現場での症例経験が減少しているという新たな課題も生まれています。日本胃癌学会では施設認定制度を発足し、専門医制度の検討も進んでおりますが、胃癌に関わる多様な専門職の連携と、継続的な学びの場の確保が今後ますます重要になると考えております。
だからこそ、全国から情熱を持つ医師・研究者・医療従事者の皆様に米子へお集まりいただき、
「互いの知を結集し、未来の胃癌診療をともに創る」 そのような総会にしたいと強く願っております。
• 森 勇介 先生(大阪大学工学部 教授・真言宗僧侶)
半導体工学・結晶工学の研究者であり、研究者のメンタルケアにも注力されているユニークな視点からお話を頂戴します。
• 辻本 壽 先生(鳥取大学乾燥地研究センター 特任教授)
鳥取砂丘を研究フィールドとし、乾燥地農業への世界的貢献を続ける研究者としてご講演いただきます。
医療の枠を超えた知に触れることで、参加者の皆様の新たな発想や学びにつながることを期待しております。
学会期間中は、米子ならではのおいしい料理や地酒もぜひお楽しみいただきながら、活発な議論、深い対話、新たな出会いの場となることを願っております。
医局員一同、心を込めて準備を進めております。どうぞ多くの先生方をお誘い合わせのうえ、米子へお越しください。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。